免疫力ってのは

新型コロナが騒がれておりますが、こういうご時世特に耳にするのは「免疫力」という言葉。まあ前から健康食品とか健康法とかの話に絡めて出てくる単語ではありますが、個人的にはこの「免疫力」という単語に凄く違和感があるのです。

雰囲気としては「免疫力」をアップすると身体によさそう、健康、というイメージが湧くのだけども、そもそも「アレルギー反応」って免疫の過剰反応なわけで、免疫力のオーバーフローみたいなもんですよ。つまり免疫力アップさせましょうって簡単に言うけども、免疫力アップ=アナフィラキシーショックという事だって言えてしまうわけです。

免疫機能の低下、免疫機能の維持、という言葉であればまだ納得できる。

そもそも免疫ってなんぞやって言われると自分も専門家ではないので責任を持った説明は難しいのだけども、抗体とかキラー細胞が悪いやつをやっつけるシステム全体の事を指すわけで、有名どころだと「NK細胞」とか「T細胞」とか、そういった物がお互いに複雑に関係して身体を守るわけですよ。

つまり1種類の細胞だけが増えたり減ったりだけでは語れないわけで、健康商品とかサプリごときですべてが解決というのは追及しきれないわけです。もちろん足りない栄養素を補うとかそういう事であればまだわからなくはないけども、サプリだって身体の仕組みがまだわかってないのに単一の栄養素だけ摂取して意味があるのかどうか…という話もある。

あえて免疫がー免疫ーがと言いたいのなら「免疫機能を向上させる」という言い方で、そのために体温を維持する、睡眠を取る、体力を温存するが基本だけども、その手伝いとして「暖かいお茶を飲む」とかそういう説明ならアリだと思う。

「これを飲めば免疫力アップ」とか「これを1日〇g取れば免疫力アップ」とかそういうのは無い。無いよ。ひっかかってんじゃねえぞ。

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