
子ども用のお寿司としては昔は「たまご」とか「いなり」で、今は回転寿司では「ハンバーグ寿司」とかもあるし、豚カルビとか色んな変化球寿司が出てきた。しかも味はいずれも馬鹿にはできない。寿司屋に来たなら魚介の寿司を食えという気持ちは全くその通りだが、味変という意味で試しに食べてみるとこれが意外に美味い。そもそも「子ども向け」とは書いていないのだから、大人が食べたって問題ないはずだ。
さて、そんな中で今回ご紹介するのは「すし一流」で見かけた「ウィンナー寿司」。この見た目と名前に試さずにはいられない。
いやもう、ケチャップとマヨネーズが強すぎて、シャリの酢の味がわからん。いやむしろこのシャリは酢を使ってるのか?という感じすら沸く。そしてウィンナー特有の歯ごたえ。それなりの品質のものを使っているので十分に美味い。
やはりプロが本気で商品開発をすると面白いものが出来るな。そりゃ元祖の寿司から見れば邪道もいいところだけども、元祖だなんだと言い出したら、今の寿司だって江戸前寿司の当初の形から考えたら変化はしているわけであって、どの変化までが許されるかの問題である。
味変として1皿頼む分には全然ありだと思う。