
冬は乾燥するので火事や風邪に気を付けましょうというのはよく聞きますね。特に今は新型コロナの事もあるので、湿度をしっかりと言いますが、湿度というのは絶対湿度で考えたほうが良いかもしれません。
中学校かな?飽和水蒸気量というのを習うと思います。空気中に存在できる水蒸気の量。これは温度によって決まっていて、例えば気温30度の1立方メートルには30.4gの水蒸気が入るのに対し、15度だと12.8gしか入りません。
これを超えるとどうなるか。水滴になって目に見えるようになるわけね(‘_’)
で、30度の時の湿度50%と15度の時の湿度50%だと空気中に含まれる水分の量が変わってしまう。つまり30度50%=15.2gに対して15度50%=6.4gとなるので、空気中の水分は同じ50%という表示でも気温が低いほうが少ないわけです。
宮城県医師会の報告だとインフルエンザの流行は
〜7g/㎥ :より起こりやすい
7〜11g/㎥:流行しやすい
11〜g/㎥ :流行しにくい
としているので、もし気温が15度だとしたら湿度が50%もあるからまあ大丈夫、というわけではなく、割と危険な状況というのがわかります。なので、皆さん湿度計の数字だけにとらわれず、気温とセットで湿度を考えればもっと病気の対策になります。